昨日、米国中央連邦準備制度(FRB)が50bpの緊急利下げを行なった。前日までの議長のアナウンスメント効果で、ある程度は相場が織り込んだとはいえ、正直50bpは驚いた。私はエコノミストではないので、詳細は他の人のコメントに譲るため、私独自の視点で話を展開して行きたい。
米株が下落した背景だが、私は50bpほどの利下げをしないまで景気は悪化しているのか、もしくは悪化するのかと言う懸念があったためだったと思う。
カリフォルニア州ではコロナウイルスによって緊急非常宣言を出したり、メーカーサイドは中国から部品調達ができないたえ、
売上が減少したりと、コロナ収束の目処が立たないので、予防的措置の意味合いが強いと思う。
もう一方で、トランプ大統領の要求にFRBが屈したと言うか、利下げの要求に従った可能性も否定できない。
ここ最近のFRBは、独立性が失われていると感じる部分があり、トランプ大統領の脅迫に負けた可能性がある。
利下げ後の日本株も見ても、パッとしない。上昇幅を縮小する場面があったりと、底入れする兆しは見えず、
同様にセリングクライマックスはもう少し先になりそうな予感がする。
過去にSARSが流行した時は、WHOが終息宣言をするまで7ヶ月程度の日数を要したとのこと。
7月のオリンピックも延期もしくは中止の可能性だって孕む。
当たり前だが、利下げを受けてドル円相場でも円高基調。リスク回避の円買いが継続中。
こんな時に買い向かう奴だけいい目を見ることができると信じている。
投資スタンスとしては、もう一段の下洛には注意しながらも、基本的には配当利回りが高い銘柄を中心に拾うか
海外のインデックスETF、REITあたりを腰を据えて狙う。
しかし、ボラティリティがでかいので、オプションも面白いかもしれない。
お、ブリジストン デッドクロス形成中。