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「会社にお金が残らない本当の理由」岡本 吏郎 (mind map添付)

サラリーマン
この本を読むとどんなことが身につくの?お得な知識や知恵ってあるのかな?どんな人が読めばいいの?

こんなお悩みにお答えします。

『会社にお金が残らない本当の理由』はフォレスト出版、岡本氏によるです。

岡本氏は、経営コンサルタントの神田昌典氏の初期の「顧客獲得実践会」のパートナーコンサルで、税理士としての他に、マーケティングのセンスも秀逸です。

セミナーCDなどのやり方など、マーケティング手法は、神田さんのやり方を取り入れていますが、専門的な税務の知識とマーケティング知識とのシナジー効果で、唯一無二の経営コンサルタントとして活動しています。

今回は、そんな『会社にお金が残らない本当の理由』の書評・要約をしていきます。

それでは行きましょう。

 

「会社にお金が残らない本当の理由」の基本情報

著者についてのプロフィール  岡本吏郎(おかもと・しろう)amazonより
経営コンサルタント・税理士。エー・アンド・パートナーズ税理士法人代表社員。(株)ビジネスサポートあうん代表取締役社長。1961年、新潟県生まれ。戦略的財務から経営戦略、マーケティング、債務対策まで幅広く指導する経営コンサルタントとして活躍中。明治大学商学部卒。金融機関勤務を経て、1994年、税理士事務所とコンサルティング会社を設立。「まずはキャッシュで1億円」を合言葉に、中小企業にマーケティングと財務のコンサルを提供。そ。お金のノウハウという攻めと守りのコンサルを展開。独自の切り口はコアなファンが多い。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

タイトルが『死ぬこと以外かすり傷』なので内容がわかりにくいですが、本書は以下の5章で構成されています。

第1章 システムを知っているか
第2章 7つのシステムの正体
第3章 知っておくべき4つの数字
第4章 合法的な裏金の作り方
第5章 ビジネス万有引力の法則

「会社にお金が残らない本当の理由」の要約のまとめ

続いて、要約についてご紹介します。

要約❶経営とは利回りを最大化すること

要約❷7つのシステムを理解することと、4つの数字を抑えること

要約❸合法的な裏金を作る

要約❶経営とは利回りを最大化すること

銀行預金の金利よりも、経営の利回りが低いのであれば、会社なんて経営せずに、黙って預金に預けておいたほうがいい。とはまさにその通りだとおもいます。経営とは、利回りを最大化すること。これに尽きると思います。そのためには、1円でも多く儲けなければならず、儲けたお金で再投資を行い、さらに儲けるという循環を継続しなければなりません。

要約❷7つのシステムを理解することと、4つの数字を抑えること

7つのシステムとは、「収入」「支出」「借入」「税金」「決算書」「価格」「リスク」について、抑えておかなければならないポイントを簡潔にまとめています。詳細は本に譲ります。4つの数字とは、「一人当たり付加価値」「労働分配率」「一人当たり経常利益」「ROA,CROA」の各数字は、経営を行うについて、外してはいけない数字として認識しています。

要約❸合法的な裏金を作る

裏金というとイメージはすこぶる悪いですが、この本の中での裏金とは取りすぎの役員報酬を内部留保に当てようということになります。役員報酬はただの数字であるという発想は面白いです。

続いて、「会社にお金が残らない本当の理由」の書評をご紹介していきます。

「会社にお金が残らない本当の理由」の書評

利益を上げるには、「売上をあげるか、経費を削るか」しかない中で、沢山の企業の経営者はご苦労していると思いますが、そんな経営者の経営のヒントになるものが散りばめられた内容です。

具体例を挙げるとすると、例えば、従業員の給料の定義ってありそうで、ないですよね?同業他社だと勤続年数○年だから給料はこのぐらいだとか、比較的アバウトというかきちんとしたロジックがなかったりするのですが、この本を読むと、きちんとした定義というか、数字を用いて説明しています。またコストは例えば昼休みに電気を消してコスト削減をするよりも、会社が休みでもかかる経費を徹底的にコントロールすべきだとの主張です。まったくその通りだと思いました。

掛けるものと掛けないものとのメリハリをつける経営は、従業員にも伝わりますし、このような会社だと空気感が違ってくると思いました。

経営者と話しをすると、1という数字は危険だということを認識します。例えば一社しかない取引先、1つしか相手にしない金融機関などなど。

この本には、3つの戦略、7つの打ち手という考え方があります。まさに我が意を得たりと思った瞬間でした。1つしかない戦略だと行きつまった時に対応ができないですし、打ち手はイコールマーケティングに置き換えてみてもいいと思うのですが、多くあったほうがいいに決まっています。

そんな考え方を教えてくれる内容の本です。

「会社にお金が残らない本当の理由」を読むべき人

ズバリ、経営者、経営者予備軍、若手の金融機関の人、経営コンサルタント、税理士、会計士など、企業にまつわる方であれば、当てはまります。雑談のネタの一つとして、最後の章のビジネス万有引力のところは、「へえ」と思う内容があります。

やはり、経営者の方には一読をお勧めします。この本の中にある考え方を持ち合わせているかいないかでは、ドン詰まった時に底力が湧いてくるような感じがします。

 

まとめ

今回は、『会社にお金が残らない本当の理由』について書評・要約をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

技術論ばかりではなく、経営への「熱い思い」みたいな内容の本では、必ずしもないですが、それでも一読に値する本だと思います。

自分はフリーランスだから、サラリーマンだから関係ないやとは思わずに、経営者になる準備をするという意味でもぜひ手にとってもらいたいです。

 

今回は以上です。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

最後にこの本のエッセンスをmind mapにしました。以下に添付しております。ご参考まで。

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